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モンゴルの馬具と弓具
モンゴルの馬馬具について

 馬具は大まかに、轡(くつわ)、鞍、鐙(あぶみ)の3つに分けられます。
これらは世界各国、その国々の馬や馬術用途によって発達し、それぞれ形に特徴があります。
モンゴルの馬具も同じように、長い遊牧生活のなかで作り上げられてきたものです。

モンゴルの鞍

 モンゴルの鞍は前橋、後橋と呼ばれる、前後に高い衝立が備えられた構造です。
騎乗者はこれに支えられることで、馬上で激しく動いても落馬を防ぐことができます。
材質は、ヤナギの木で作られています。

モンゴル鞍モンゴルの鐙(あぶみ)

 モンゴルの鐙は、踏込む部分の面積が広い特徴的な作りです。
この鐙により、馬の反動を受けない安定した立ち乗りをすることができ、両手も自由に使うことができます。
また踏ん張りやすいため、騎乗者は馬上でより力を発揮できます。

伝統的なモンゴルの弓を作る職人弓について

モンゴルの弓 人類史上、革新的発明であった弓矢も、その起源は定かではありません。
やがて多元的に世界中に広がった弓矢は、狩猟や武器といったほぼ同じ実用性を持ちながらも、その使用環境により、材質や形態に違いが見られます。
そのなかでも特にモンゴルの弓は騎射に適したものです。

モンゴルの弓矢

 弓は短弓で、材料はサルヤナギの木に、ヤクの角や動物の骨、腱(けん)などを膠(にかわ)で張り合わせた複合弓で、弦は鹿の皮で作られています。
矢は、材料にサルヤナギを用い、それに鷲の矢羽を付けます。
こうした製法はチンギス・ハーンの時代からほとんど変わっていないといわれています。


蒙古襲来日本の弓とモンゴルの弓

 今から約730年前の、「蒙古襲来」として歴史に名高い、文永・弘安の役を、弓射戦の一例とみれば、日本の弓とモンゴルの弓が相対した非常に興味深いものといえます。

 その様子は「蒙古襲来絵詞」に詳しく描かれており、それぞれの弓の形状の違いがはっきりと見て取れます。
また、鎌倉幕府の日記書である「吾妻鏡」には、その時に漂着したモンゴルの弓を「頗る短し、夷弓に似る」と記しているところから、やはり日本の弓よりも短く、当時の武士達に馴染みが無かったことが伝わってきます。

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